
多くの場合、生活習慣病は、不健全な生活の積み重ねによって内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)、いわゆるメタボ状態となり、これが原因となって引き起こされるものです。
しかし、生活習慣を改善し、健康的なダイエットをすることでこれを予防することができます。
生活習慣をチェックしてみましょう
まずは、あなたの生活習慣をチェックしてみましょう。
下のチェック項目は、厚生労働省のホームページにあるものですが、ここであなたの生活習慣をチェックしてみてください。
- 20歳のときの体重から10kg以上増加している。
- 1回30分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施していない。
- 日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上実施していない。
- 同世代の同性と比較して歩く速度が遅い。
- この1年間で体重の増減が±3kg以上あった。
- 早食い・ドカ食い・ながら食いが多い。
- 就寝前の2時間以内に夕食をとることが週に3回以上ある。
- 夜食や間食が多い。
- 朝食を抜くことが多い。
- ほぼ毎日アルコール飲料を飲む。
- 現在、たばこを習慣的に吸っている。
- 睡眠で休養が得られていない。
該当する項目が多いほど、あなたはメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)になりやすい生活をしていることになるので、生活習慣を改善する必要があります。
健康的なダイエットをする
健康的なダイエットと申し上げたのは、毎日の生活の中で、適度な運動、栄養バランスの取れた食事、充分な睡眠を心がけたダイエットをする、ということです。
「ダイエット」というと、全く食べないで痩せようとする「断食ダイエット」、あるいは単一食品のみで痩せようとする「バナナダイエット」や「リンゴダイエット」、「キャベツダイエット」などの単一食品ダイエットを考える方も多いかもしれません。
これらのダイエット法は、摂取カロリーを極端に抑えることができるので、間違いなく痩せることができます。しかし、同時に高い確率で「頭がボーツとする」、「体がだるい」、「物事に集中できない」、「夜眠れない」などの弊害をもたらしたり、下手をすると病気で寝込んでしまうことになりかねません。
内臓脂肪が溜まることを恐れるあまり、極端なダイエットをしてしまわないように気を付けましょう。
内臓脂肪は、溜まりやすく減りやすい
幸いなことに、内臓脂肪には、「溜まりやすく減りやすい。」という特徴があります。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を引き起こす元となる内臓脂肪は、溜める原因となる食べ過ぎや運動不足などの不健康な生活習慣を改善することで減らすことができます。
今日から内臓脂肪を溜めない生活習慣を心掛けダイエットを成功させましょう。